桃
　6月〜9月 山梨県、福島県、山形県、長野県　他
桃の品種は、「日川白鳳」、「白鳳」、「浅間白桃」、「あかつき」、「川中島白桃」などの数え切れないほど多彩な品種があります。一般的に6月末から7月前半の出回り始める早生の品種は、やわらかくジューシーなのが特徴で、徐々に果実がしっかりとして糖度が増します。8月中旬になると晩生種が主流になり、果肉ががっちり固く、糖度がさらに高くなるのが特長です。

プラム　
6月〜9月 山梨県・山形県・長野県他
プラムが日本で栽培され始めたのは明治時代になってからです。それまでは「酸っぱい桃＝酸桃（すもも）」として軽んじられていました。本格的に栽培が行われるようになったのは大正時代で、19世紀頃にアメリカに渡ったすももが品種改良されて戻ってきてからです。常温でしっかりと追熟してから食べるのがおすすめです。

メロン
　4月〜9月　茨城県・静岡県・北海道他
メロンは果肉の色によって「赤肉系」、「青肉系」、「白肉系」に分けられています。赤肉は夕張メロンやクインシーメロン、青肉なら、アールスメロンやアンデスメロンなどが有名です。また、白肉にはホームランメロンなどがあります。またネット模様があるメロンは、ネットが均等であるほど良品とされ商品価値が高くなります。

スイカ
　5月〜8月　熊本県・千葉県・山形県他
夏の風物詩の1つ「スイカ」、甘い果汁とシャリシャリとした食感が堪りません。スイカに含まれるカリウムやシトルリン（アミノ酸の一種）の作用により、むくみや利尿作用に効果があるといわれます。またカリウムには血圧の上昇を抑える働きもあるので高血圧化予防にも効果が期待できます。冷蔵庫で保管しやすい小玉の品種も好まれています。

ズッキーニ
　6月〜9月　群馬県・秋田県・山形県他
外見がきゅうりと似ているズッキーニ、実はかぼちゃの仲間です。ただ普通のかぼちゃのように実が完全に熟すのを待たず、若い間に収穫し、収穫後も新鮮なうちに食べた方が美味しい野菜です。切り口が新しいものを選ぶようにして、なるべく早く食べることをオススメします。ソテーやフライにしたり、パスタやスープに入れるのも美味しいです。

ゴーヤー
６月〜８月　沖縄県・宮崎県・鹿児島県他
原産地は熱帯アジアといわれていますが、それ以外の熱帯地域でも野性種が見られます。にがうりというの通り非常に苦味が強い瓜。完熟する前の未熟果を食用とします。日本に伝わったのは江戸時代といわれ、 九州や沖縄で栽培が始まりました。ゴーヤーチャンプルーや天ぷらなどで食べるのがおすすめです。

オクラ
6月〜8月　鹿児島県・高知県・沖縄県他
豆や山芋のネバネバは主にタンパク質によるものなので加熱すると弱まってしまいますが、オクラのネバネバはタンパク質だけでなく、ガラクタン、アラバン、ペクチン、といった水溶性食物繊維によるもので、多少の加熱では変化しません。加熱によってより沢山細胞から出てくるので、生だけでなく様々な調理方法で楽しめます。

甘とうがらし
6月〜9月　京都府・徳島県・高知県他
甘とうがらしと呼ばれるものの中には、「ししとう」「万願寺とうがらし」「伏見甘長とうがらし」「ひもとうがらし」など、様々な品種があり各地で作られています。とうがらしと言っても、辛味はありません。京都では、とうがらしの実だけでなく、葉も「きごしょ」と呼ばれ煮物や佃煮にして食べられています。（写真は、万願寺とうがらしです）