りんご
　10月〜11月 青森県・長野県・山形県
10月おすすめのりんごは、「早生ふじ」と「秋映」。「早生ふじ」はふじに食味が似たりんごの総称で、代表格の「ひろさきふじ」は、糖度が高く蜜も入ることから人気の品種です。また「秋映」は果汁が多く、甘味と酸味のバランスが絶妙な長野県オリジナル品種です。濃厚な味わいで黒っぽい色になるのが特徴です。

極早生みかん　
9月〜10月 和歌山県・熊本県・愛媛県他
極早生みかんは、9～10月頃に出荷され、果皮に青みが残っているみかんです。酸味が強めなので、甘酸っぱいのが好きな人におすすめです。また、じょうのう（内袋）が薄くて食べやすいのも魅力です。その中で和歌山の「ゆら早生」は、糖度が高く酸味が少ないので、極早生でも甘みをしっかりと感じられることで人気です。

ゆず
　10月〜12月　高知県・徳島県・愛媛県　他
古くから日本人になじみのある柑橘で、さわやかな香りが特徴の「ゆず」は、酸味が強いのでそのまま食することはできませんが、果汁を絞ったり、皮をスライスして、料理の香り付けなどに使います。冬至にゆず湯に入るのは、血行促進や肌の保湿効果が期待でき、香りにリラックス効果があるためと言われています。

ぎんなん
　9月〜11月　愛知県・茨城県・静岡県　他
ぎんなんはイチョウから採れる果実で、非常に匂いが強いのが特徴で、固い殻に包めれた中の「仁」という部分を食用にします。ねっとりとした食感やほのかな苦味や甘みが特徴で、茶碗蒸しや炊き込みごはん、炒め物や揚げ物、甘露煮など、和食を中心に幅広く用いられています。ぎんなんを食べ過ぎると中毒を起こすことがありますので、大量に食べるのは避けましょう。

しいたけ
10月〜1月 徳島県・北海道・岩手県　他<
旨味がしっかり出て、お鍋や煮物には欠かせないしいたけ。しいたけの栽培方法は「原木栽培」と「菌床栽培」の2種類あり、原木栽培はクヌギやコナラなどの丸太に種菌を植え、菌床栽培は、おがくずに米ぬかなどを混ぜて作った培地に植えて育てます。生椎茸を焼いたり炒めたりして食べるほかに、乾燥させた干し椎茸を水で戻して調理します。戻した水を出汁として使うと料理の味わいが深まります。

かぶ（蕪）
10月〜2月 千葉県・埼玉県・青森県 他
かぶは春の七草の1つ「スズナ」で、大根（スズシロ）とともに昔から日本になじみのある野菜です。赤や円錐形など多くの品種があり、大きさも様々です。かぶは基本的に晩秋から冬が旬の野菜で、寒くなると甘味が増しておいしさもアップします。かぶの葉は根の部分よりも栄養豊富なので、調理して食べましょう。